過酸化アセトン(TATP)製造容疑で19歳の大学生を逮捕 テロで使用の爆薬

最終更新■

高性能爆薬「過酸化アセトンTATP)」を製造したとして、愛知県警は8月20日、爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで19歳の大学生を逮捕しました。

爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで逮捕されたのは、名古屋市緑区に住む大学1年生の男子学生(19)です。

発表によりますと男子学生は、名古屋市緑区の自宅で、2015年11月に起きたパリの同時テロ(死傷者450人以上)でも使用された「過酸化アセトン(TATP)」を製造した疑いが持たれています。

3月19日夜、名古屋市東区の公園で、近隣住民から「近くで爆発音がした」などと警察に110番通報があったということです。

この通報を受け警察官らが現場に駆けつけたところ、地面の一部に焼け焦げた跡がありました。

その後、聞き込み調査や付近の防犯カメラを確認したところ、男子学生が捜査線上に浮上。警察は男子学生の自宅を家宅捜査したところ、「過酸化アセトン(TATP)」が室内から見つかったということです。

現時点では、テロを実行しようとしていたのか、または興味本位だったのかなどの「過酸化アセトン(TATP)」の製造目的などについては不明。

インターネット上では「この大学生危険すぎるだろ」「作り方わかっても普通は製造しようと思わない」「そろそろ日本でもテロが起きそう」などと様々な声が多数みられました。

愛知県警は爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで、男子学生から事情を聴くとともに、製造した目的などについて詳しく調べています。

TATPとは、欧米では「サタン(魔王)の母」

「過酸化アセトン(TATP)」は少しの摩擦や衝撃などで爆発する、殺傷能力ある爆薬だということです。

以下は、Wikipediaの引用です。

アセトン、過酸化水素水、塩酸、硫酸などの、比較的日常的な物質から製造できる爆薬である。このため、アマチュア化学者や爆弾マニアによって合成されて事故が起こったり、時にはテロリストによって製造・使用されることがある。2005年のロンドン同時多発テロや、2015年11月13日のパリ同時多発テロ事件、2016年3月22日のブリュッセル連続テロ事件などでも使用された。簡単に作ることができ、殺傷能力の高い過酸化アセトンは、別名「サタン(魔王)の母」とも呼ばれる。

過酸化アセトン(以下、略称AP)はアマチュア爆弾愛好家により雷管(信管)として使用されることがある。APは、衝撃、炎、熱などを加えられると容易に爆発する。爆発させる時、少量でしかも非密閉下における場合の爆発は大きな炎の塊になるだけである(爆燃)。しかし、密閉下か、多量に存在した場合は炎を一切出さず、爆発する(爆轟)。威力はトラウズル値でTNTの70-80%ほどである。

過酸化アセトンにはいくつかの種類がある。二過酸化物(二量体)、三過酸化物(三量体)、そして四過酸化物(四量体)である。一般に低温の方が四過酸化物を生成しやすい。

出典:過酸化アセトン – Wikipedia

インターネット上には製造方法を説明してあるサイトがあり、原料の入手や製造過程も比較的容易ということなどから、問題視されています。

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過酸化アセトン(TATP)を大学生が製造し逮捕…Twitterでの反応

テロなどで使用される過酸化アセトン(TATP)を、19歳の大学生が製造し逮捕されたことなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

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爆薬使用現場付近(愛知県名古屋市東区)場所の地図

以下、大学生がTATPを使用した場所付近・愛知県名古屋市東区の地図(Googleマップ)。

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