麻疹患者がAKB48握手会に参加？電車で京セラドーム 大阪市が注意喚起

■2019/1/18　09：49 最終更新■

麻疹（はしか、麻しん）の患者が１月６日、大阪の京セラドームで開催されたイベントに参加していたことがわかりました。数万人～数十万人規模とみられるAKB48の握手会に参加していた可能性があり、広く注意が呼びかけられています。

大阪市の発表によると１月６日午前１１時３０分頃～午後９時頃にかけて、三重県在住の麻疹患者の男性（１０代）が、京セラドーム大阪で開催されたイベントに参加するとともに、隣接するイオンモール大阪ドームシティを利用していたということです。

男性は同日午前９時頃に近鉄大阪線と阪神なんば線を利用して三重県から京セラドーム大阪へ移動し、同日午後９時頃に同じ経路で帰宅しました。

大阪市は男性が何のイベントに参加していたのか明言していませんが、京セラドーム大阪の公式サイトでイベントスケジュールを確認すると、１月６日午前９時から”AKB48 54thシングル「NO WAY MAN」劇場盤　発売記念大握手会”が開催されていたことがわかります。

また１月１７日、AKB48から以下のような公式発表がありました。

２０１９年１月６日（日）京セラドーム大阪　ＡＫＢ４８「ＮＯ ＷＡＹ ＭＡＮ」劇場盤発売記念 大握手会
麻しん（はしか）患者の発生に伴う注意喚起について

平素よりＡＫＢ４８グループを応援いただきありがとうございます。

弊社主催のイベント（２０１９年１月６日　京セラドーム大阪　ＡＫＢ４８「ＮＯ ＷＡＹ ＭＡＮ」劇場盤発売記念 大握手会）に関しまして、
麻しん（はしか）患者の発生に伴う注意喚起の情報提供がありましたので、お知らせ致します。

詳細につきましては、下記、大阪市公式ホームページをご確認ください。

出典：http://akb.kingrecords.co.jp/info/002910.html

こちらでも握手会に参加していたかどうか明言はされていませんが、少なくとも握手会が開催されていた同一時間帯の同一空間に麻疹患者の男性がいたことになるため、非常に大勢の方が麻疹に感染している危険性があります。

麻疹はインフルエンザの１０倍とも言われる非常に感染力の強い急性伝染病で、ウイルスはマスクを素通りするためマスクを着用していても意味がありません。

麻疹は１０日～１２日間ほどの潜伏期間の後に、３８度程度の発熱や風邪の症状が発生し、さらに数日後には３９度以上の高熱とともに発疹（ブツブツ）が出ます。

麻疹のワクチンを２回摂取している方、および過去に麻疹にかかったことのある人は「感染の心配はほぼない」と言われていますが、ワクチン接種を２回行ったかどうかわからない・過去に麻疹にかかったことがないという方が当日現場にいた場合、麻疹に感染している可能性があります。

１月６日に京セラドーム大阪やイオンモール大阪ドームシティを訪れていた方々は十分ご注意ください。

インターネット上ではこの騒動について「またバイオテロかよ…洒落にならん」「国内の◯◯48といわれるアイドルグループの全メンバーが参加している握手会」「握手会の部数をざっと計算しただけでも５８万人が京セラドームにいたことになる」「はしかテロ…大阪こわい」などと大変な話題となっています。

麻疹の患者がAKB48の握手会に参加？電車で京セラドームに…Twitterでの反応

三重県在住の麻疹患者が電車に乗って大阪の京セラドームで開催されたイベントに参加した騒動について、凄まじい人数が集まるAKB48の握手会に参加していた可能性もあり、Twitter上では心配の声が多くみられました。

バイオテロ現場付近（大阪市西区千代崎）場所の地図

以下、麻疹に感染している患者が訪れたバイオテロ現場付近・大阪府大阪市西区千代崎３丁目中２－１「京セラドーム大阪」の地図（Googleマップ）。