愛知県豊橋市で狂犬病を発症 フィリピンから来日し感染 致死率100%

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愛知県豊橋市で5月22日、フィリピンから来日した男性が狂犬病を発症したことがわかりました。

発表によりますと5月22日、フィリピンから来日した外国籍の男性から狂犬病発症を確認したということです。

医療機関は5月19日に「狂犬病の疑いのある男性がいる」などと保健所に報告しており、遺伝子検査をしたところ22日に感染が確認されました。

発症が確認された男性は今年2月ころから、仕事でフィリピンから来日しており、検査結果などから2019年9月ころにフィリピンで感染していたとみられています。

以下は、狂犬病についての説明の引用です。

狂 犬 病

狂犬病は、犬あるいは動物だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病すると治療方法がなく、悲惨な神経症状を示してほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。本病は、約4,000年前から人類に知られていましたが、高度な医療が確立した現在も、世界では毎年約50,000の人と十数万の動物が発病死していると推定されています。

出典:狂犬病

症 状

狂犬病ウイルスは、主に発病動物に噛まれ、唾液中に排出されるウイルスが傷口より体内に侵入することにより伝播されます。体内に侵入したウイルスは、末梢神経を介して中枢神経組織に達し、そこで大量に増えてさらに各神経組織へ伝わり、唾液腺で増殖します。発病した人や動物は咽喉頭の麻痺により唾液を飲み込むことが出来ず、結果としてウイルスは唾液と共に体外に排泄されることになります。潜伏期間は、長く一定せず平均で1~2ヶ月を要しますが、時には7年間の例も人で報告されています。発病すると、物事に極めて過敏になり、狂躁状態となって、動物では目の前にあるもの全てに噛みつくことになります(狂躁型)。その後、全身麻痺が起こり、最後は昏睡状態になって死亡します。発病後終始麻痺状態の動物も15~20%認められます(麻痺型)。図3は、タイで撮影した狂躁状態の発病犬です。他の動物や人も基本的には犬とほぼ同じ経過で発病死します。豚や馬では狂躁型が、牛では麻痺型が多く認められます。人は、水を飲む時に、その刺激で咽喉頭や全身の痙縮が起こり苦痛で水が飲めないことから「恐水症」とも呼ばれています。

出典:狂犬病

日本国内での狂犬病発症の確認は1950年が最後で、2006年には京都市と横浜市に住む男性2人がフィリピンで犬にかまれ感染、帰国後に発症し死亡しています。

インターネット上には「狂犬病って発症したら致死率100%とかヤバすぎ」「コロナの次は狂犬病か…マジで怖いな」「国内で狂犬病発症?コロナよりヤバいだろ」「住んでる市で狂犬病発症されたとか怖すぎる」などと心配する声が多数投稿されていました。

狂犬病のウイルスのイメージ画像

愛知県豊橋市で狂犬病発症…Twitterでの反応

愛知県豊橋市でフィリピンから来日した男性が狂犬病を発症したことなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。

狂犬病発症場所(愛知県豊橋市)場所の地図

以下、外国籍の男性が狂犬病を発症した場所・愛知県豊橋市の地図(Googleマップ)。

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  1. 暫くまえの話だけど、獣医さんから狂犬病って日本にはもう無くて、予防注射は金儲けのためなんだと聞いたことがあった。
    予防注射してないワンちゃん意外に多いのかも?
    でも、犬だけ予防してもダメだよね、野良犬は殆ど居ない。
    他の動物が怖いですね。


  2. 2020年9月に感染て、どう言う事?

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