前橋市日吉町で殺人事件-93歳女性の死体、強盗殺人で捜査

■2014/12/18　18：53 最終更新■

群馬県前橋市日吉町１丁目の住宅で１１月１１日、９３歳の女性が何者かに殺害される殺人事件が起きました。強盗殺人事件の可能性も。

亡くなったのは、この家に住む無職・小島由枝さん（９３）です。小島由枝＝こじま よしえ

発表によると１１月１１日午前、前橋市内の別の場所で暮らす小島由枝さんの長女（６７）が家を訪ねたところ、死亡している小島由枝さんを見つけたということです。

午前１１時２０分ころ、長女が110番通報したことで事件が発覚。

通報を受けて群馬県警前橋署の警察官らが現場に駆けつけたところ、小島由枝さんが頭から血を流し、布団の上に仰向けの状態で倒れていました。既に死亡していたといいます。

前橋署は、死体や現場の状況から殺人事件と断定。

室内には荒らされたような形跡があったことから、何者かが小島由枝さんを殺害後に物色した可能性もあるとみられています。

警察は殺人事件として、現場検証や周辺への聞き込み捜査を行うなど、捜査を進めています。

殺人事件が発覚するまでの経緯

長女の話によると、小島由枝さんは１１月１１日午前、前橋市内にある長女の家に行くことになっていたといいます。

しかし小島由枝さんは家に来ず、また長女が午前７時半ころに電話をかけてもつながらなかったことから、不審に思って家を訪ねたとのこと。

小島由枝さんはこの家で、１人暮らしをしていました。

今のところ、死亡推定時刻などは分かっておらず、いつ殺害されたのか詳しいことは分かっていません。

現場には広い範囲で規制線が張られ、大量の捜査員らが駆けつけ現場検証を行うなど、騒然としています。

追記 – 群馬県警は強盗殺人と断定し捜査本部を設置

群馬県警はその後、タンスの引き出しがあいていたり室内が荒らされたような形跡があることなどから、強盗殺人事件と断定し捜査本部を設置したと発表しました。

また司法解剖の結果、小島由枝さんの死因は刃物で頭・顔・首などを刺されたり切られたりしたことによる、「失血死」と判明。腕などにも切り傷がありましたが、これは刃物を防ごうとする際にできた防御創とみられています。

12/18追記 – 近所で殺傷事件、同一犯か

小島由枝さんが殺害された強盗殺人事件現場から約700mほど離れた前橋市三俣町2丁目で12月16日、高齢夫婦2人が刃物男に切りつけられる殺傷事件が発生。

この事件では男性１人が死亡し、女性１人が軽傷を負いました。

群馬県警は同一犯による連続殺人事件の可能性が高いとみて、捜査を進めています。

第１報：前橋市三俣町で刃物使用の凶悪事件-通り魔や殺人などの重大事件か
第２報：前橋市三俣町で殺人未遂事件-刃物男が夫婦切りつけ 強盗殺人目的か
第３報：前橋連続殺人事件-三俣町の殺傷事件と日吉町の強盗殺人は同一犯か

関連法定刑

前橋市日吉町で殺人事件…Twitterでの反応

殺人事件現場（前橋市日吉町1丁目）場所の地図

殺害された住宅の建物外観（ストリートビュー）