山口泰斗容疑者、ボーガン殺人未遂事件の犯人は元同僚 愛知県武豊町

■2015/9/4　16：50 最終更新■

愛知県武豊町若宮で今年８月、新聞配達員の男性がボーガン（洋弓銃、クロスボウ、ボウガン）で撃たれるなどした殺人未遂事件で、２０代の男が逮捕されました。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、武豊町長尾山４５に住む無職・山口泰斗容疑者（２８）です。山口泰斗＝やまぐち たいと

発表によると山口泰斗容疑者は８月１２日午前２時４５分ころ、男性新聞配達員（３１）が武豊町若宮の県営若宮住宅を訪れたところへ、ボーガンの矢を放ち命中させた上、さらに刃物で切りつけるなどして殺害しようとした疑いが持たれています。

被害者男性は一命を取り留めたものの、胸や腹部などに全治２～３ヶ月ほどの重傷を負いました。

当初は無差別に狙われた通り魔事件の可能性もあるとみられていましたが、山口泰斗容疑者は被害者男性の働く新聞販売店で２０１４年１０月までアルバイトとして勤務しており、元同僚だったということです。

愛知県警によると、山口泰斗容疑者は元同僚時代に被害者男性から勤務態度について叱られ、口論になったこともあったということですが、さらに今年に入って街中で偶然再会し、そこでも口論になったとのこと。この時などの恨みが犯行動機の可能性もあります。

しかし警察での取り調べに対して山口泰斗容疑者は「事件当時、私は自宅にいた」などと供述し、容疑を否認しています。

武豊町に隣接する半田市雁宿町での殺人未遂事件にも関与か

ボーガン事件の約１ヶ月前である７月１２日、武豊町と隣接する半田市雁宿町では、男性が刃物で切りつけられる殺人未遂事件が起きています。

この事件も通り魔的犯行である可能性が疑われていましたが、この被害者男性と山口泰斗容疑者も元同僚であることが分かりました。

現時点でこの事件との関連については分かっていませんが、両事件ともに犯人は目出し帽をかぶっており、そのほか全体的な特徴や犯行手口なども酷似していたとのこと。

山口泰斗容疑者の自宅からは目出し帽・ボーガン・複数の刃物などが押収されており、愛知県警半田署捜査本部はさらに詳しく捜査を進めています。

山口泰斗容疑者の画像と人物像

学生時代の同級生によると、山口泰斗容疑者は昔から銃やサバイバルゲーム（銃の撃ち合い）などが好きで、高校生の時には弓道部に所属していたとのこと。

元同僚、被害者との間にトラブル　ボウガン殺人未遂

2015/9/4 11:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画

ボーガンで襲撃の疑いで男逮捕、凶器の矢・ナイフは捨てたか

2015/9/4 12:00頃にTBS News-iがYoutubeにアップロードした動画

法定刑と関連リンク

【関連リンク】
・半田市雁宿町で通り魔事件か-男性を刃物で切りつけ殺人未遂事件
・武豊町若宮で通り魔殺人未遂事件-ボウガン貫通に刃物で切りつけ

愛知県武豊町のボーガン事件で犯人の山口泰斗容疑者を逮捕…Twitterでの反応

愛知県の武豊町若宮で新聞配達員の男性がボーガンで撃たれるなどした殺人未遂事件で、犯人とみられる山口泰斗容疑者が逮捕されたことから、Twitter上では安堵の声が広がりました。

ボウガン殺人未遂事件現場付近（武豊町若宮）場所の地図

以下、８月に起きたボウガン（ボーガン）や刃物などを使った殺人未遂事件現場付近・愛知県知多郡武豊町若宮の地図（Googleマップ）。

刃物利用の殺人未遂事件現場付近（半田市雁宿町）場所の地図

以下、７月に起きた刃物を使った殺人未遂事件現場付近・愛知県半田市雁宿町の地図（Googleマップ）。