株式会社イーエスピーとキースツアー、行政処分に事故歴 異なるルート
■ 最終更新■
長野・軽井沢で1月15日、東京から長野に向かっていたスキーツアーの大型バスが、崖下に転落する事故を起こしました。
この事故で乗客乗員41人のうち、現時点で男女14人の死亡・27人の重軽傷が確認されています。乗っていた運転手2人はいずれも死亡が確認されているということです。
スキーツアーを企画したのは、東京都渋谷区宇田川町にある株式会社キースツアー(KEYTH TOUR)です。
一方バスを運行していたのは、東京都羽村市富士見平にある株式会社イーエスピーです。
キースツアーは2010年に設立された会社。バス運行会社・イーエスピーは2008年に設立された会社ですが、元々は警備事業を行っており、バス事業については2014年5月に立ち上げたばかりでした。
いずれも会見にて、バスの運転手らに関する健康状態や勤務実態などについては「問題ない。無理な運行はしていない」「法令に基づいて適切に行っている」「病歴や過労の訴えもない。病歴などはないと把握している」としています。
イーエスピーに行政処分、勤務実態の詳細は不明
事故を起こしたイーエスピーは、2日前の1月13日に行政処分を受けたばかりだったことも新たにわかりました。
発表によると、国土交通省の関東運輸局がイーエスピーの業務状況を監査したところ、運転手の健康診断を行わず健康状態を把握していなかったことや、出発前に行うアルコール検査などの点呼実施義務違反があったということです。
これを受けて関東運輸局は1月13日、イーエスピーが保有するバス1台について20日間の業務停止処分を出していました。そして本日1月15日、イーエスピーからナンバープレートを一時的に没収する予定だったとのこと。
現時点で、事故を起こしたバスが、この業務停止処分を受けていた車両かどうかはわかっていません。
50代男性のバス運転手、過去にも転落事故の経験あり
事故当時、バスに乗っていた運転手は50代と60代の男性運転手2人で、いずれも10年~15年ほどバス運転手としての経験があるということです。
しかし、うち50代の男性運転手については、10年以上前に転落事故を起こしたことがあるとの情報があります。
これについて、イーエスピーが現在確認を取っているということですが、採用時点で把握していなかったのかなど、詳しいことはわかっていません。
国土交通省は1月15日午後にもイーエスピーへ特別監査に入る方針だということで、事故が起きた原因、および業務実態などについて詳しく調べる方針です。
予定と異なるルートで事故、原因は?
元々、キースツアーが企画し予定していたルートは、高速道路を使ったものでした。
しかしイーエスピーのバスが事故を起こした現場は、ルートとは異なり、下道を通った上での事故だったということです。
この予定と実際のルートが異なっている点についてイーエスピーは「道の選択は運転手に任せている。時間調整のため変更したのではないか」と話していますが、その運転手は2人とも死亡しているため、真実は不明。
「誠心誠意対応したい」ツアー会社の社長が謝罪
2016/1/15 11:30頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画
ゆるやかな下り坂で…軽井沢バス転落で14人死亡
2016/1/15 11:00頃にANNnewsCHがYoutubeにアップロードした動画
法定刑や関連リンク
関連する犯罪の法定刑
過失運転致死傷罪…7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金
業務上過失致傷罪…5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金
【関連リンク】
第一報:軽井沢でスキーバスが崖に転落事故-長野の北志賀高原 碓氷バイパス
第二報:現在の記事
株式会社キースツアー(KEYTH TOUR)
以下、スキーツアーを企画した株式会社キースツアーの会社概要。
会社名 | 株式会社キースツアー |
---|---|
設立 | 2010年4月 |
所在地 | 東京都渋谷区宇田川町36-2ノア渋谷1006号 |
電話番号 | TEL:03-3780-4891 FAX: |
代表 | 代表取締役 福田万吉 |
登録 | 東京都知事登録旅行業 第2-6411号 |
ホームページ | http://www.keythtour.com/ |
キースツアーの公式Webサイトは現在、アクセスが殺到し閲覧が難しい状態となっています。
福田社長の会見と会社所在地の地図
福田万吉社長の会見
「私どもが企画して運行しているバスツアーが事故を起こしてしまいまして、大変申し訳ございません。遺族・ご家族の方に関しましては、弊社で誠心誠意、責任を持って対応させていただく所存でございます。」
「法令違反をしているとかですね、無理な運行をしているとかではありません」
以下は会社所在地の地図(Googleマップ)。
株式会社イーエスピー
以下、バスを運行していた株式会社イーエスピーの会社概要。
会社名 | 株式会社イーエスピー |
---|---|
設立 | 2008年7月8日 |
所在地 | 東京都羽村市富士見平2-1-5 |
電話番号 | 【本社】TEL:042-570-0635(代表) FAX:042-570-0638 【バス観光事業部】TEL:042-570-6055 FAX:042-570-6056 |
代表 | 代表取締役 髙橋美作 |
資本金 | 300万円 |
従業員数 | 195名 |
登録 | 【バス観光事業】 関自旅一第12号・東京都登録旅行業第2-6850号 |
ホームページ | www.esp08.net/ |
イーエスピーの公式Webサイトは現在、アクセスが殺到し閲覧が難しい状態となっています。
高橋社長の電話取材と会社所在地の地図
髙橋美作の電話取材
「事故を起こしたことについては、大変申し訳なく思っております。亡くなられた方々や、重傷や、ケガを負われた方には、本当に申し訳なく思います」
以下は会社所在地の地図(Googleマップ)。
軽井沢でスキーツアーのバスが転落事故…Twitterでの反応
軽井沢でスキーツアーのバスが崖に転落した事故について、イーエスピーが行政処分を受けていたことや運転手に転落経験があることなどを受けて、Twitter上でも大変な話題となっていました。
スノボのバス事故乗客のほとんどが
18~20代前半の若者…
同年代減っちゃった
イーエスピーっていう会社の
代表者が電話で誤ってたけど
全然申し訳ないって感じしなかったな
謝り方が軽かった
行政処分受けてるのに運転するくらい
だもんねそりゃそーか
人殺しバス会社としか思えない
— あっつん (@bd9at6) 2016, 1月 15
軽井沢バス横転事故
バス会社→イーエスピー
HP消去? Unavailableの表示
企画会社→キースツアー
HP繋がらず。アクセスいっぱいと思われ。
— もえぞー (@arashians_sako) 2016, 1月 15
イーエスピーとかいうバス会社は、おととい行政処分を受けたばかりとのこと。
しかもその内容が、運転手の健康状態等を管理する記録(?)を保存していなかったとか…。
そんな会社に委託をしているキースツアーも悪い。
こんかもの、過失致死傷ではなく、殺人だぞ。
— 最下層民(たまに風刺立て読み) (@ashitadeiidesu) 2016, 1月 15
イーエスピーって一昨日行政処分受けたばかりで運転手は過去に転落事故経験ありって…
— かもめ (@kamomeblack) 2016, 1月 15
ツアー会社→キースツアー
バス運行会社→イーエスピー(13日に行政処分)
これは事故責任の比率ってどうなるんやろ?
— としくん@鉄道ファン (@toshi_railway) 2016, 1月 15
仲介業者のトラベルスタンドジャパンがイーエスピーの運行停止命令を掌握した上で頼んでいたのかといった所か。ただ、仲介時はまだ停止命令喰らう前だったろうし、喰らったあとのキースツアーとTSJとESPとの連絡・仲介義務の度合いがどんなモノだったか次第で責任度大きく変わるな。<RT
— OS (@s_s_fe) 2016, 1月 15
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勝原恵造で検索してみたら昔の事故がありましたよ。
そのときはイーエスピーじゃなくて五日市観光っていう会社の観光バスだったみたいですが。
エスピーアイは倒産確実、社員は路頭に迷い、被害者への損害賠償はなされないでしょう。最悪の結果ですね。
ESP、イー・エス・ピー
ですがね。
ただ、ベルトしていなかったら保障なくなるみたいだから、今回は大半がしていなかったっぽいから倒産はわからんけどな
貸切バスの営業許可とってすぐに行政処分、それを無視してバス運行で事故。許されるべきではない。
そして会見は代表でも取締役でもなく下っ端の営業部長でしかも『すみませんでした』とかいう始末。申し訳ございませんでした、だろうが。
ここのツアー本当に安くて仲間内でも超有名。
被害者の人には申し訳ないけど、なくなってほしくないなぁ。
ツアーを企画していた方の会社はよく分かりませんが、少なくともイーエスピーというバス会社については辞めておきなさい。
そして次に昇天するのは君かい?
まあ、自殺するのは個々の自由ではあると思うけど…
あれで謝罪しとるつもりか?バス会社側の営業部長の態度が気に入らん。
こういうのってツアー会社とバス会社って別々なんだね。
一つの会社が全部やってて部署で分かれてる感じかと思ってた。
これじゃあいくら信用ありそうなツアー会社を選んでもその提携先がブラック企業だったら意味無いじゃんね。
どうすればいいのかしら。。。
運転手は2人とも倒産した五日市観光の元運転手。五日市観光も評判は悪かったが、ESPは規制緩和後にありがちな小台数、少人数の路線を持たない貸切バス専門の会社で、抜きうちの特別監査ではなく、設立後の予定通りの通常の監査で、点呼類、健康診断、適性検査などの不備による、中型バス1台、20日間停止の行政処分に。問題は監査後に点呼の徹底など、すぐにできることを改善していたかどうか?営業部長の話しを聞くと、とても旅客業とは思えない発言もあった。監査による行政処分はよくある話しだが、それは一般貨物いわゆる運送会社の話しで、旅客ではあってはならないことだ。今似たようなバス会社があふれているため、格安バスツアーを利用する際はバス会社はどこなのか確認した上で利用することをおすすめします。
このバス会社のESPだけど他に中古車販売のイーグルが地元では悪評で超有名。
当時の社長だった高橋美作が横柄で態度も悪く気に入らなければ来るなって感じでしたよ。
車もスポーツカー中心の改造車を中心に売ってるのだけどメーター巻き戻しなどの改ざんは当り前、事故車も無事故車として売ってたり、保証期間内に故障しても適当にあしらわれて保証されずに有料修理。
そんな感じなんで地元民は安くてもイーグルでは絶対に車を買うなってのが常識です。
そんな会社なので今回のバス事故も地元ではやっぱりねって感じですよ。
案の定、2日前には行政処分喰らってますし…
ツアー企画会社の所在地見たらアレなところですね。大学生協(共産系)もあるし。なんでこんなヤクザなバス会社に依頼したのか分かったよ。
過激派なんて人ころしてなんぼなんだから、自称頭がいい大学生というならこういうところのリスク管理も出来なきゃだめ。
・
絶対に許せない
バス会社
こんなやり方許せない
失せろ人殺しバス会社