稲田府見洋容疑者を無差別殺人で逮捕 名古屋市中区錦のネカフェ殺傷

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愛知県名古屋市中区錦の繁華街で、男性客の首などを刃物で刺し殺害したとして、愛知県警中署は殺人の疑いで20代の男を逮捕しました。

殺人の疑いで逮捕されたのは、住所不詳の無職・稲田府見洋容疑者(22)です。稲田府見洋=いなだ ふみひろ

発表によりますと稲田府見洋容疑者は5月17日午後8時半ころ、名古屋市中区錦3丁目の繁華街にあるインターネットカフェ「マンガ・ネット館錦店」で、尾張旭市に住む会社員・大竹智之さん(35)の首などを刃物で刺し殺害した疑いが持たれています。

従業員から「店内に刃物を持った男がいて暴れている」などと、警察に110番通報があったことで事件が発覚。

この通報を受け警察官や救急隊らが現場に駆けつけたところ、大竹智之さんが店内の通路で大量の血を流して倒れていました。

大竹智之さんは病院に救急搬送され、搬送先の病院で治療を受けましたが、首や頭や背中など複数ヶ所を刃物で刺されており、事件発生から約1時間後に死亡が確認されました。腕には抵抗した際にできた傷があったということです。

警察官らが駆けつけた際、稲田府見洋容疑者は興奮状態で、凶器に使った果物ナイフ(刃渡り約15cm)で抵抗しましたが、複数人の警察官らが取り押さえ殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。

稲田府見洋容疑者は2つ隣のブースにいた大竹智之さんのブースのドアを開け「物音をたてるんじゃねえぞ」などと言い突然襲い、共有スペースの通路でもみ合いになっていました。

中署によりますと、2人に面識はなかったということです。大竹智之さんは銀行員で、資格所得の勉強をするためネットカカフェに足を運ぶことがあったということです。

無差別に狙った犯行か「誰でもよかった」

稲田府見洋容疑者は警察での取り調べに対して「ナイフは1周間前に拾った」「それからずっとイライラしていて、腹立つことがあれば誰でもいいから殺してやろうと思いナイフを持ち歩いていた」などと供述しました。

また、「自分が死ねないから腹が立って殺した」などと話している模様。

稲田府見洋容疑者の供述や2人に面識がなかったことなどから、無差別に狙った殺人事件の可能性もあるとみられています。

この事件にインターネット上では「無差別殺人とかコワッ」「昨日のカラ館の事件は殺人だったのか・・・」「死ねないから人殺すとか通り魔の発想」「こんな事件があると遊びに行くのが恐くなるよ」などと様々な声が多数見られました。

中署は殺人容疑として、稲田府見洋容疑者から事情を聞くとともに、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進める方針です。

ネカフェ殺傷事件の当時の現場画像

以下は、Twitterユーザーが「マンガ・ネット館錦店」で起きた殺人事件の当時の現場の様子を投稿したものです。大量の緊急車両が駆けつけるとともに規制線を張り、騒然としました。

名古屋市中区錦の栄駅前にあるカラオケ館の立てこもり事件現場写真画像

画像出典:https://twitter.com/repokki2/status/997086469767417856/photo/1

稲田府見洋容疑者の無差別殺人の画像

画像出典:https://twitter.com/sao_ks15m/status/997123630776532996

名古屋市中区錦3丁目の繁華街のネカフェ無差別殺人の現場の画像

画像出典:https://twitter.com/sao_ks15m/status/997123630776532996

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